新年に食べたいフランスのお菓子 「ガレット・デ・ロワ」 1年間の幸せは誰の手に!?

 

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フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ

パン屋さんで初めて買いました。

 

ガレット・デ・ロワというお菓子を知ったのは昨年放送された西島秀俊主演の「シェフは名探偵」というドラマで見たのがきっかけでした。

 

ドラマの舞台は小さなフランス料理店。西島秀俊さんが演じるレストランの三船シェフが、お客様の巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を推理し、解き明かすミステリードラマです。

 

1時間の中に二つの物語があり、テンポよく進むので飽きることなく見ることができます。また、小説を原作にしているので、短いながらも内容はしっかりしています。

 

私はミステリードラマと聞くと、殺人や密室などの事件を解決するような、サスペンスや刑事、医療ドラマを連想します。しかし、このドラマはどちらかというとグルメやコミディ、ヒューマンドラマに近いので、ハラハラするというより、ほっこり系です。

 

本格的なフレンチが食べれるけれど、気取らない。出てくる人たちがそっと寄り添ってくれるような優しくを聞いてくれる。こんな素敵なお店があったら行きたいなと思わせるような雰囲気のドラマです。

 

ドラマではレストランの従業員のかけ合いが面白く、見どころの一つです。レストランのギャルソン、高築役を濱田岳さんが演じているのですが、彼は演技が上手ですね。ナチュラルに面白い。特に好きなシーンがあるんです。

 

ある話でお客様の話を聞いている途中、三船シェフ(西島)が氷を持ってくるようお客様に内緒で高築(濱田)に頼みます。そのときに口パクで「こおり こおり」というのですが、高槻は「ヴァンショー ヴァンショー」と聞き間違えるシーンがあり、ツボでした。

 

ヴァンショーはホットワインにスパイスを入れた飲み物なので、ドラマではお客様の話を聞くときや謎が解けたときに出されるんです。

派手なコメディーシーンはないのですが、クスッと笑いたい時におすすめです。

 

そして、ガレット・デ・ロワが登場するのは第三話。スーシェフの志麻さんと奥様の思い出話。

昔が2人が夫婦になる前、フランスに留学中にガレット・デ・ロワを食べたときにフェーブが誰のとこからも出てこない。確かにみんなで入れたのに。という謎が何年経ってもとけないと奥様は話します。

しかし、この謎、志麻さんは知っていたのです。実は謎の中には志麻さんの奥様への愛が隠されていたというお話です。

話の中で食べている場面が何度も出てくるので、食べてみたいなと思いました。

 

私ドラマとか映画に影響受けやすいタイプなんです。以前にもある映画で、キャラメルは幸せの味というのを聞き、映画館の帰り道でキャラメルを買って食べたことを覚えています。幸せな味でした。

 

ガレット・デ・ロワの話に戻りまして、このお菓子、陶器でできたフェーブという人形が隠し込まれているんです。フェーブが当たった人は王様または王女様となり、みんなから祝福され、1年間幸せに過ごせるという言い伝えがあるそうです。

 

パイ生地が何層にも重なって作られていて、すごくパリパリでした。ただ、ぼろぼろっとなるので切りにくいです。中にクリームが入っていて、程よい甘みでおいしいかったです。クリームは何か分かりませんが、一般的にはアーモンドクリームかカスタードクリームが入れられるようですので、どちらかでしょう。

 

私が購入したパン屋さんでは、誤飲防止のためフェーブは外付けで販売されていたいました。なので、裏からグリっと入れて切って食べました。

 

そして、今回当たったのは、母でした。

どこの部分を取るか迷って決めたのですが、一切れを持ち上げた瞬間、フェーブがポロッ。「あっ!」という感じであっさり分かってしまいました。もう少し「あった!」みたいなのを期待したのですがね。まぁ、楽しまたので良かったです。

 

誰に当たるか分からないので、みんなでワクワクドキドキしながら食べるのがまた楽しいです。人が集まる時にもってこいですね。

 

食べて美味しい、みんなで楽しい、当たって嬉しい最高のお菓子、ガレット・デ・ロワ