おすすめのゆっくり見たい映画 「魔女見習いを探して」
「おジャ魔女どれみ」は多くの人が見たことのあるアニメではないでしょうか。
ところで、おジャ魔女どれみを見たことのある皆さんは「魔女見習いを探して」という映画をご存知でしょうか。
この映画は悩みを抱えた3人の女の子達がおジャ魔女どれみというアニメを通じて出会い、仲良くなって、旅行し、悩みを解決していく物語です。
私は上映されることを知り、おジャ魔女どれみファンとして、興味津々でした。しかし、公開日が2020年11月13日。コロナウイルスが猛威を奮うこの時期に、映画館に行くのはちょっとな、と思い断念。
そして時が過ぎ、去年の年末にEテレで「魔女見習いを探して」が放送されることを番組表で発見。即録画ボタンを押しました。
年末は忙しかったので、ゆっくり見られる今日、姉と一緒に観ました。
見た感想としてまず、想像以上に話が濃い。1時間半、見応えのある映画でした。
どれみちゃんの世界観が壊されていないことが1番嬉しいポイントでしたね。それを1番体現しているのがキャラクターです。
主人公3人のキャラクターが明るくてかわいい。けれど、人生に悩む人間らしさがあるところに好感を抱きました。
キャラクターを考える時に、おジャ魔女どれみに登場する人物が、一人の悩める少年少女であるところを理解して受け継いでいるのだと感じました。
また、年齢が登場人物に近いことも関係しているかも知れませんが、どれみちゃんが好きだった頃の気持ち、現在の気持ちの両方に共感できる作品でした。
特に、映画の後半、誰もが魔法を持っているという言葉に心を撃たれました。
どれみちゃん達は魔女にならなかった。だって彼女は魔女になって魔法を使わなくても、沢山の友達に囲まれる人気者だったから。どれみちゃんは元々人と仲良くなれる魔法を持っていた。そして、それはみんなも同じで、誰もが魔法を持っている。
というようなことが映画で話されていました。映画で使われた「魔法」という言葉は「才能」ということもできると思いました。誰しも才能がある、と言われてるような気がして、観終わって、前向きになれました。
というわけで、ゆっくりとしたい、前向きになる言葉が聞きたいという時には「魔女見習いを探して」をオススメします。